1. 教育学部トップ
  2. ニュース&インフォメーション
  3. 教育学研究科大学院生 保科知彦選手がオリンピック代表に選出

教育学研究科大学院生 保科知彦選手がオリンピック代表に選出

教育学研究科大学院生 保科知彦選手が柔道競技フィリピン代表としてロンドンオリンピック代表に選出されました。教育人間科学部 木村昌彦教授からのコメントをご紹介します。
この度、柔道競技のフィリピン代表として、大学院3年の保科知彦選手がロンドンオリンピックに出場することが決定しました。
保科選手は父が日本人、母がフィリピン国籍を有しており、柔道フィリピンナショナルチームの一員として、世界選手権大会、アジア競技大会等に数多く出場してきました。また、同国の強化費が乏しいことから同級生等の支援を受けて各種国際大会にも出場し実績を積み重ねて、今回晴れてオリンピックの代表を勝ち取りました。さらにオリンピック開会式ではフィリピンの旗手を務めることになっております。大学院では「大学生柔道選手の暑熱環境下における適応」というタイトルで自らの競技に直結させるための研究と実践を行ない今回、その結果を出すことができました。現在、大学院に在籍しながら、私立高等学校の教員として生徒指導にもあたっています。
彼の夢は、彼と似た境遇の子ども達に自分のような存在が公に出ることによって、自己のアイデンティティを認め、自己を確立するための手助けをすることだそうです。ぜひ、多くの方に応援して頂きたいと思います。
(教育人間科学部教授 木村昌彦)

ページの先頭へ