理論と実践を往還する学びココが強い横浜国立大学

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01.充実した教職カリキュラム

学校教員養成課程での4年間の歩み

図表

横浜国立大学教育学部では、1年次の「教育実地研究」、2年次の「スクールデー実践」など、小・中学校等に出かけ、子供と接したり、授業を参観したりする教職体験を段階的に積み上げていきます。この体験により、教師の仕事、子供の考えや関わり方について多くの疑問や関心が生まれますが、大学の授業を通して疑問を解決したり、関心を深めたりしていくプロセスを経て、子供への見方がより豊かなものに変わっていきます。3年次の教育実習では、子供をみる目が十分に養われた状態で取り組むことができます。

例えば、2年次の「スクールデー実践」では、アシスタント・ティーチャー、初等教育フィールドワーク研究、教材研究から各自が選択して活動を行いますが、9割の学生が「充実していた」、「(3年次の)教育実習に結び付く」と感じています。

図表
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(※『教育デザイン研究』 第14巻 「学校インターンシップ科目『スクールデー実践A・B・C』における2021年度学生の事後調査結果報告」より作成)

02.取得資格

全員が小学校教諭1種免許状を取得

学生の専門領域は、入学時に専門領域が決まっている学生を除き、1年次の10月頃までに本人の希望及び入学後の学修状況を基に決定します(受入上限数を超えた場合は選考試験により決定)。決定後は、高度な専門性を身に付けるために各専門領域に分かれて学習します。各専門領域では、下表に示す教育職員免許状(中学校免許は専門領域の教科)を取得することが卒業要件となっています。また、自分の専門領域外の免許状を副免許として取得することもできます。

コース 専門領域 資格・免許状
言語・文化・社会系
教育コース
国語/社会/英語 小学校教諭一種免許状 中学校教諭一種免許状(高等学校教諭一種免許状)
日本語教育/教育学 小学校教諭一種免許状 
自然・生活系教育コース 数学/理科/技術/家庭科 小学校教諭一種免許状 中学校教諭一種免許状(高等学校教諭一種免許状)
芸術・身体・発達支援系
教育コース
音楽/美術/保健体育 小学校教諭一種免許状 中学校教諭一種免許状(高等学校教諭一種免許状)
心理学 小学校教諭一種免許状 
特別支援教育 小学校教諭一種免許状 特別支援学校教諭一種免許状

03.学外活動・学外学習

学外での体験で「教師力」を身に付ける

「学外活動・学外学習」は、大学で学んだ知識を学校現場や子供との関わりにおいて積極的に実践していく活動であり、大学の単位としても認定されます。学校現場や社会のニーズに対応したボランティア活動を通して大学での学習や研究を見直すなど、教師としての実践力を養うのに最適な場となっています。

名称 活動内容
学外活動・学外学習Ⅰ 児童・生徒たちとのフレンドシップ活動・学校ボランティア活動
学外活動・学外学習Ⅱ 小・中・高等学校等で授業や課外活動における児童・生徒の学習及び活動を支援
学外活動・学外学習Ⅲ わくわくサタデー(小学校における児童対象の土曜講座の企画・実施)
がやっこ探検隊(保土ケ谷区内の児童との体験活動の企画・実施)

04.卒業生への学校長、学校長経験者からの評価

校種を問わず教育現場から高い評価を受ける横浜国立大学教育学部卒業生。就職先の校長、校長経験者からの生の声を紹介します。

横浜国立大学教育学部出身者に対する就職先の校長・校長経験者からの評価

小学校校長(川崎市・男性)

  • 温厚で優しい感じ。すごく知的な感じはする。無骨さは表面に出ない。学年とか大人との関係も非常にでしゃばりすぎず、うまくやっているのを感じる。言い合ったり、争ったりはしたくないタイプ。子供たちに対しても非常に優しい先生。保護者の受けも非常に良好。バランスが取れるうまさを持っている。大人との関係でのお願いの仕方もうまくやっているので感心した。
  • 波風立てないタイプなので、こちらとしては非常に助かる。任せられる。
  • 横浜国立大学出身者はトータルバランスが良く、個々の能力が高い印象が強いので、すごく期待している。

元小学校校長(横浜市・女性)

  • すごく頑張る力がある。付いている資質能力としては、まさに学び続けるというか、すごく探求心が旺盛。それを持ち続ける資質能力がある。改めてすごく力があると思った。
  • 自分で弱いところを知っていて、それを乗り越えている。自分で一所懸命努力している。

中学校校長(川崎市・男性)

  • 教科として非常にいいものを持っている。

高等学校校長(神奈川県・男性)

  • 非常に真面目。教材研究、授業の予習にも意欲的に取り組んでいる。

養護学校校長(神奈川県・男性)

  • 探求心が旺盛。前向きで、次のステップとか、もっと世間を広く知りたいとか、グローバルな視点を持っている。
  • 見た目はおとなしくて真面目で、リーダーシップを取るという感じの人ではないが、役割をお願いしたら、役割が何であるか理解しつつ、期待される役割をうまく果たすようになった。潜在能力の高さを感じた。
  • 担任としての活躍が素晴らしい。子供と向き合う、保護者や周りの教員との連携もうまい。
  • 今対応しなければいけない、他の人がやらないから、自分がやらなければいけない、みたいな情熱を感じることがある。それは専門性に裏付けられているから、周りの人にも認められる。

出典:「教育学部卒業生・就職先 フォーカスグループ・インタビュー調査」2019

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