コンセプト・特色(学校教育課程)
学校教育課程とは?
横浜という立地条件により、様々なタイプ・能力・興味を持った学生が集まります。その多様性を活かしつつ、教育に携わりたい、教育を専門的に学びたいという学生一人ひとりのニーズに応え、探究心を引き出し、個性的ですぐれた教師、教育者を育成しています。

学生たちが学校現場での実践と大学での学問・研究を自身の目的に合わせてうまく組み合わせ、体系的に授業プログラムを組み立て、計画的に勉学できる環境を整えています。それによりどのような場面においても教育者としての役割を果たせる能力を身につけていくことができます。
課程は人間形成・教科教育・特別支援教育の3コースから編成されています。すべての学生は小学校教諭一種免許状取得が求められます。さらに、教科教育コースは中学校教諭一種免許状の取得が、特別支援教育コースでは特別支援学校教諭一種免許状の取得が必須です。入学後、様々な領域の内容に触れながら専門とする領域を選択し、選択後は専門領域に分かれて少人数の環境で学び、高度な専門性を身につけることができます。
目指す教員像
「授業で大切なことは、指導内容を点で捉えるのではなく、線で捉えることだ」とよく言われます。子どもたちがこれまで何を学習してきたのか、また、今後何を学習してゆくのかを熟知した上で、線の中の点として指導内容を捉えることが必要不可欠です。学校教育課程では、中・高等学校の各教科の専門性、教育、心理、特別支援教育に関わる内容の専門性を兼ね備えた小学校教員を養成します。また、小学校でどのようなことを学んだのかを理解し、それが生かせる授業のできる中・高等学校教員を育成します。
コース紹介
学校教育課程では、人間形成コース、教科教育コース、特別支援教育コースがあります。特別支援教育コースは入学時にコースが決定していますが、人間形成コース、教科教育コースは、入学後、様々な領域の内容に触れながら専門とする領域を選択し、選択後は専門領域に分かれて学習します。専門領域は、下記の表にあるように、人間形成コースでは3領域、教科教育コースでは10領域にわかれています。
募集人員は230名で、その内訳は、人間形成コース、教科教育コースが合わせて210名、特別支援教育コースが20名となっています。
それぞれのコースのカリキュラムを履修することによって、下記のような免許状を取得し、卒業後は教員を目指します。
コース | 専門領域 | 資格・免許 |
---|---|---|
人間形成コース | 教育基礎/心理発達/日本語教育 | 小学校教諭一種免許状 |
教科教育コース | 国語/社会/数学/理科/音楽/美術/英語/ 技術/家庭科/保健体育 |
小学校教諭一種免許状 中学校教諭一種免許状 (高等学校教諭一種免許状) |
特別支援教育コース | 特別支援教育 | 小学校教諭一種免許状 特別支援学校教諭一種免許状 |
学外活動と学外学習について
「学外活動・学外学習」は、大学で学んだ知識を社会の現場で積極的に実践していく活動であり、それを大学の単位として認定しようという制度です。したがって、社会のニーズに対応したボランティア活動を通して、将来の進路を見極めることに留まらず、学内での学習や研究を見直し、社会的・教育的な実践力を養うのに最適な場であるといえるでしょう。活動領域は次の3つです。
名称 | 活動内容 |
---|---|
学外活動・学外学習Ⅰ | 社会全般のボランティア活動 (保土ケ谷区役所インターンシップ・国際機関実務体験プログラムへの参加等) |
学外活動・学外学習Ⅱ | 小・中・高校等での教育ボランティア (授業や課外活動等で、児童・生徒たちの学習活動を支援する) |
学外活動・学外学習Ⅲ | 子どもたちへの講座や交流活動 (わくわくサタデー、がやっこ探検隊) |