学部長メッセージ
教職を目指す皆さんへ
教師になりたいと強く願う人のための学びの場
本学教育学部では、学校教育への関心が高く、教師として子供たちの学びを能動的かつ協働的に支援し、教育の未来を自ら切り拓いていこうとする強い意志と熱意を持つ皆さんを歓迎します。
医師や看護師、薬剤師といった「師」のつく専門職を目指す人たちは、その大半が早い段階からその道を志し、専門的な教育を受け、プロとして働き始めます。教師もまた、同様にその道のプロとして生きる信念と覚悟が求められる職業です。本学教育学部は教師という専門職に一直線に繋がる仕組みになっています。教師になる人のために特化した専門的な学びの場なのです。

教師という「専門家」の姿
現代の教師に求められるのは、あらかじめ決まった内容を単に分かりやすく教える「技術的熟達者」としての能力だけではありません。教室で起きる予期せぬ事態に対し、実践の中でリフレクション(省察)を繰り返しながら最適解を見出していく、それこそが専門家としての姿です。
教師は、経験を積むほど教室の状況を直感的かつ全体的に把握できるようになると言われています。また、その成長は個人の努力だけでなく、周囲との関わりの中で促進されるものです。特に2020年以降は、国が定めた教育に関する様々な政策を踏まえた上で、自らの専門性に基づいて自律的に判断し、環境に働きかける力をいかに育むかが重要なテーマとなっています。
複雑化する教育課題への挑戦
現在、学校現場はAIをはじめとするテクノロジーが身近になり、社会・経済構造の大きな変動に直面しています。その一方で、子供たちの学ぶ意欲や規範意識の低下、いじめや不登校といった深刻かつ多様化する課題も山積しています。
こうした変化に対応するためには、高度な専門性と豊かな人間性・社会性を備えた、力量ある教師が必要です。困難な課題に直面しても、常に子供たちの側に立ち、寄り添い、支え、そして自らも共に成長していける。それが教師という職業の醍醐味です。
地域とつながり、未来を創るカリキュラム
本学教育学部では、神奈川県内の各教育委員会と緊密に連携し、地域に根ざした実践的かつ先進的なカリキュラムを用意しています。大学入学前から採用に至るまでの一貫した支援体制を構築しており、地域や現場のニーズに応えられる質の高い教員を継続的に養成しています。
その一環として、令和4年度から開始した高校生向けのプログラムを再編成し、令和6年度より「YNU教職セミナー」として始動させました。高校生のうちから教師という職業や大学での学びを深く知ることができるよう、多様な講座を展開しています。
教職を志す皆さんへ
将来、教師になりたいと考えている方はもちろん、まだ迷いがある方も、ぜひこうしたセミナーに積極的に参加してみてください。大学に入学してからではなく、高校生のうちに「本当に教職に就きたいのか」「自分は教師に向いているのか」を真剣に問い直し、納得した上で進路を選択してほしいと願っています。私たちは、教師を強く志望する皆さんとともに、教育の未来を変えていきたいと考えています。
教育学部長 物部 博文


